茨城県内の児童相談所、虐待全情報を県警に提供へ 来年1月から

 茨城県と茨城県警は14日、児童虐待への対応を強化するため、県内の児童相談所で取り扱うすべての虐待事案を県警に情報提供する取り組みを来年1月から始めると発表した。児相の事案を県警が把握することで、虐待事件の可能性の有無などを速やかに判断できるようにするのが狙い。児相と都道府県の警察本部が全事案を共有するのは全国初という。

 県警によると、県内にある3カ所の児相で平成28年度に取り扱った児童虐待事案は過去最多の2038件。県警が先に取り扱った約3分の1の事案は児童虐待防止法に基づき、すべて児相に通告しているのに対し、児相の事案は大半が県警に提供されていない。明確な基準がなく、児相職員が「事件性がある」と判断した案件に限られているのが実情という。