年末年始の予約6%増 JRの混雑ピークは30日と3日

11月22日、報道陣に公開された中央線の新型特急「E353系」=東京・新宿駅(桐原正道撮影)
11月22日、報道陣に公開された中央線の新型特急「E353系」=東京・新宿駅(桐原正道撮影)【拡大】

 JR旅客6社は14日、年末年始期間(28日~1月4日)の新幹線と在来線の指定席予約状況を発表した。13日現在で前年同期比6%増の333万席が埋まった。長期休暇を取りづらい曜日配列で、期間中に利用が集中したとみられる。ピークは下りが30日、上りが1月3日。

 東海道新幹線の予約は5%増の152万席。1月3日に東京駅に到着する上り列車の指定席はほぼ満席で、自由席も混雑が予想されるため、JR東海は別の日の列車を利用するよう呼び掛けている。直通する山陽新幹線は3%増の80万5千席。

 東北新幹線は5%増の43万8千席、北陸は東日本区間が6%増の24万4千席、西日本区間が2%増の14万8千席だった。

 在来線はJR東日本が23日から中央線の特急に新型車両を投入する影響などで山梨、長野両県に向かう特急列車が17%増の6万5千席となった。