ついにここにも3Dプリンター! 高さ1.5メートルの楠木正成像を再現し設置

「多聞尚学館」に設置された3Dプリンターによる楠木正成像=大阪府千早赤阪村
「多聞尚学館」に設置された3Dプリンターによる楠木正成像=大阪府千早赤阪村【拡大】

 南北朝時代の武将・楠木正成ゆかりの地である大阪府千早赤阪村の浪速高校・中学校(木村智彦理事長)の施設「多聞尚学館」で18日、3Dプリンターで作製された正成像の除幕式が行われた。

 多聞尚学館は廃校になった旧村立小を学校法人浪速学院(大阪市住吉区)が平成20年に購入、改修し、運営していたが、来年で買い取りから10年となることなどから、正成像の設置が決まった。

 像のモデルは、廃校になった別の村立小にあった正成像で、多聞尚学館に移設される計画もあったが、地域の象徴である像の移設に難色を示す意見も出たことなどから、3Dプリンターでの再現が決まった。

 正成像はFRP(繊維強化プラスチック)製で、本体部分は高さ約1.5メートル、幅約1.2メートル、奥行き約0.5メートルの大きさ。施設には正成と嫡男・正行(まさつら)の今生の別離「桜井の別れ」をテーマにした絵画なども新たに展示された。

 多聞尚学館の周辺は、正成が鎌倉幕府軍と戦った「千早城の戦い」があった場所で、木村理事長は「ゆかりの地に正成公が帰られたのは感慨深い。生徒たちは、この像や絵画などを見ることで『公』の精神の大切さを学んで欲しい」と語った。