「兼業できる議会」目指す 村議会を夜間・休日に 長野・喬木村が今月から導入 議員のなり手不足に対応 (1/2ページ)

夜間に開催された長野県喬木村議会の常任委員会=15日
夜間に開催された長野県喬木村議会の常任委員会=15日【拡大】

 少子高齢化などの影響で議員のなり手が減り、地方議会の存続が危ぶまれる中、喬木村議会は12月から、議事日程の大半を夜間や休日に行う制度を導入した。平成27年4月の統一地方選では町村議選の2割超が無投票となり、議員不足は深刻化。別の仕事を持つ若手が議員になれるよう、「兼業できる議会」を目指す全国的にも珍しい取り組みに、注目が集まっている。

 仕事後に登庁

 「日中に市田柿の出荷作業をしてきたよ」。6月の村議選で初当選した下平貢さん(51)は15日午後6時前、スーツに着替えて村役場に登庁した。全議員12人のうち半数が所属する総務産業建設常任委員会の開催日。窓の外がすっかり暗くなった午後7時、議員報酬などの条例改正について議論が始まった。

 県南部に位置する人口約6千人の喬木村。村議は60代以上が9人を占める。6月の村議選は無投票だったため、村議会は9月、議会改革の一環として夜間、休日の開催を村に提案。村側も「活性化につながれば」と前向きに受け入れた。

 代々農家を営む下平さんは、地区の推薦で立候補。「夜間開催になり、日中の仕事の段取りがしやすくなった」と話す。