小説「陸王」のはんてんを贈呈 上田埼玉県知事「役所広司になった気分」

武州正藍染の半纏を着た埼玉県の上田清司知事と小島染織工業の小島秀之社長=25日、埼玉県庁
武州正藍染の半纏を着た埼玉県の上田清司知事と小島染織工業の小島秀之社長=25日、埼玉県庁【拡大】

 テレビドラマ化した小説「陸王」(池井戸潤著)で主演の役所広司さんが着ているはんてんを製作した小島染織工業(埼玉県羽生市)の小島秀之社長らが埼玉県の上田清司知事を表敬訪問し、ドラマで使用された武州正藍染のはんてんのレプリカを贈呈した。上田知事は「役所広司になった気分」と喜んでいた。

 武州正藍染は、藍の葉から取った染料を自然発酵させて糸から染めるのが特徴で、手染めの繊細な色合いが楽しめる。はんてんを着た上田知事が「こはぜ屋100年の歴史を」と作品内での役所さんのセリフをまねて笑いを誘う場面もあった。

 同社は明治初期に創業し、平成21年に県伝統工芸モデル工場に指定されるなど長年に渡って伝統を支えている。小島社長は「一過性で終わらせないようにこだわった物作りをしながら発信を続けていきたい」と語った。