東大阪朝鮮中級学校が廃校へ 財政難が要因か

 朝鮮学校で生徒数最多の東大阪朝鮮中級学校(大阪市生野区)が来年3月末で移転し、土地と建物が売却され事実上廃校になる見通しとなったことが28日、分かった。高校無償化制度の対象外となった影響や府の補助金不支給による財政難が要因だとみられる。

 売却に伴い来春以降は学校の名称を残して大阪朝鮮高級学校(同府東大阪市)の空き教室に仮移転。関係者は将来的な統合が有力との見方を示す。

 東大阪朝鮮中級学校は創立56年で、以前は「マンモス校」と呼ばれ、これまで約1万人の卒業生を送り出したが、現在の生徒数は約270人。奈良県や兵庫県からも生徒が通う。

 朝鮮学校は近年、生徒の減少や統廃合が全国的に進む。文部科学省によると、平成20年以降の10年で77校から66校となり、生徒数は約8800人から約5800人に減少している。