トップシェフ直伝「飲茶の正しい食べ方」 自分のお箸で他人の… (1/2ページ)

取り箸を使って取り分ける(ブルームバーグ)
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 本場の飲茶を楽しみたい。そう思って香港を訪れたニューヨーカーは、ちょっとがっかりするかもしれない。米国でよく見られる点心が載ったワゴンが回って来るスタイルはほぼ姿を消し、アラカルトのメニューで注文するシステムになっているからだ。

 しかし伝統的な点心の種類は同じだ。少し甘い焼き豚の入った包子(中華まん)の叉焼包(チャーシューパオ)、熱いスープが入ったジューシーな小籠包(ショーロンポー)、気の弱い人にはハードルの高い鶏の脚爪。甘いものも一口サイズの小皿で供され、大量のジャスミン茶と一緒にいただく。

 ワゴンかメニューかはさておき、正しい飲茶の食べ方は世界共通。中華料理で世界初のミシュラン三つ星を獲得した香港のフォーシーズンズホテル内の龍景軒の料理長、陳恩●氏に聞いた。

 一口で食べるな

 「点心はまるまる口に放り込んで一口で食べるのではなく、少しずつかじりながら食べましょう。ゆっくり食べた方が風味を楽しめます。外国人は小籠包を一口で食べがちですが、スープはとても熱いので口をやけどすることがよくあります」

自分のお箸で他の人に点心を取り分けてあげてはいけない