無補給単独で南極点 冒険家・荻田さん、日本人初 (1/2ページ)

無補給単独歩行で南極点に到達した冒険家、荻田泰永さん=5日(本人撮影)
無補給単独歩行で南極点に到達した冒険家、荻田泰永さん=5日(本人撮影)【拡大】

  • 荻田泰永さんの冒険ルート
  • そりを引いて南極大陸を歩く荻田泰永さん=2017年12月15日(遠征事務局提供)
  • 冒険家荻田泰永さんから南極点到達の連絡を衛星電話で受け、拍手する支援者=6日午前、東京都世田谷区
  • 南極点で撮影したGPSの位置情報。「S(南緯)」90度を表示している=5日(荻田泰永さん撮影)
  • 無補給単独歩行で南極点に到達した冒険家荻田泰永さん=5日(本人撮影)

 南極点まで無補給単独歩行に挑んだ北海道鷹栖町の冒険家、荻田泰永さん(40)が、日本時間の6日午前1時45分ごろ(現地時間5日午後1時45分ごろ)、南極点に到達した。昨年11月18日(同17日)に南極大陸の海岸を出発、1126キロを50日間で踏破した。荻田さんの遠征事務局によると、無補給単独歩行での南極点到達は日本人初。世界では約25人が達成しているという。

 6日朝、衛星電話で東京の遠征事務局に連絡した荻田さんは「到達してうれしい。50日間、目の前の一歩一歩の積み重ねだった」と声を弾ませた。「もう明日からは歩かなくていいと安堵(あんど)感がある」とも語り、事務局に集まった支援者らの笑いを誘った。午後にはTBSラジオにも電話出演し「痛いところもなく元気そのもの」と話した。

 南極点までの行程では、食料や燃料、テントを積んだ重さ約100キロのそりを1人で引きながら歩いた。南極大陸は分厚い氷床に覆われており、今の季節は夏だが、気温は氷点下10~20度ほどだった。地元・鷹栖町の谷寿男町長は「町民みんなで応援し、子供たちは荻田さんの報告を楽しみにしている。夢や希望を与えてくれる素晴らしい快挙だ」とたたえた。