米大統領、就任後初の健診 12日実施、健康状態に疑問の声も

 トランプ米大統領は12日に就任後初の健康診断を受ける。ただ、マクドナルドのファストフードを好み、ゴルフ以外の運動はしない71歳のトランプ氏の健康状態について米国民はあまり分からないかもしれない。

 全ての米国民と同様、トランプ大統領は連邦法に基づき自身の健康状態を公表しない権利を持つ。ただ、ホワイトハウスはメリーランド州ベセスダのウォルター・リード米軍医療センターで12日に予定されている健診の結果を、ロニー・ジャクソン海軍少将が公表すると説明している。

 トランプ氏が大統領職に適した健康状態なのかをめぐっては、共和党内部からも最近、疑問の声が上がっている。

 マイケル・ウォルフ氏がトランプ政権の内幕を描いた書籍「炎と怒り」では、政権の上級スタッフやアドバイザーのほぼ全員が大統領は精神面に問題があると考えていると記されている。

 これに対してトランプ氏は6日、自身を「極めてに安定した天才だ」と反論。ホワイトハウスは7日に代理人を派遣し同書の内容やトランプ氏の適性に関する臆測を強く非難した。

 大統領の健診結果は通常、コレステロールや体重、血圧など基本的な数値を簡潔にまとめたもので、特異体質について注記する場合もある。ホワイトハウスのギドリー報道官は8日に記者団に対し、精神科の検査は今回の健診に含まれないと説明した。

 トランプ氏は先月、エルサレムをイスラエルの首都と認定した際の演説で発音が不明瞭になる場面があったことから、ホワイトハウスは健診予定を公表。サンダース報道官は当時、トランプ氏はのどが渇いていただけで、同氏の健康状態に関する質問は「ばかばかしい」と一蹴していた。(ブルームバーグ Shannon Pettypiece)