高須院長を挑発した男の愚かさ ネットの「謝ったら死ぬ病」は身を滅ぼすだけ (1/4ページ)

高須クリニックの高須克弥院長(宮崎瑞穂撮影)
高須クリニックの高須克弥院長(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

【ニッポンの謝罪道】 ネットにはびこる「謝ったら死ぬ病」。これが本当に無駄なものだと改めて痛感する騒動が起きた。1月7日、高須クリニックの高須克弥院長とそのパートナーである西原理恵子氏に対し、不躾なツイートをする者・Aが登場した。なんと、この人物は1月16日になってもまだ当件について釈明を続けており、相変わらず多くの人から叩かれ続けているのだ。早々に謝っておけば良かったのに、「謝ったら死ぬ病」に完全にかかっていたAは、なかなか過ちを認めなかった。今ではしおらしく反省の弁を述べているが、本当にヘタクソなヤツだ……と嘆息してしまった。(ネットニュース編集者 中川淳一郎)

◆西原氏を「慰安婦」呼ばわり

 Aが何をしでかしたかというと、ニュースサイト「リテラ」が掲載した『西原理恵子が高須院長と「朝鮮人絶滅」を叫ぶ犯罪的ヘイトデモを応援…パートナーに引きずられたではすまない責任』という記事を引用し、「西原理恵子自身が、高須の慰安婦という存在な訳ですから・・・」とツイートしたのだ。Aは過去にもツイッターで「高須克弥自体がこの世から消滅すれば良いと思います」と投稿しており、元々高須氏をよく思っていなかったのだろう。

 高須氏は自分の恋人が「慰安婦」呼ばわりされたことに対し、「おい!こら すぐに謝罪しろ。ただではすまさない」と呼びかけたが、Aは「おっ、やるのか?」と挑発。これを受けた高須氏が「謝罪がないので名誉棄損で訴訟することにしました」と表明するやいなや、Aは態度を変え“謝罪風自己正当化”を始めたのだ。

「高須克弥先生にとって、西原理恵子さんは、お互いが心をなぐさめあい、労をねぎらいあう対象(慰安)の女性のお友達(婦人)ではいらっしゃらないのですか?」

 Aの弁明は見るに堪えず、これには本気で呆れてしまった。

ここで謝罪していたらよかった「謝り時」