まさにムーンショット… 「HAKUTO」参加の月面探査レース、勝者不在で終了へ

チーム「HAKUTO」の探索車(HAKUTO提供)
チーム「HAKUTO」の探索車(HAKUTO提供)【拡大】

 日本チーム「HAKUTO(ハクト)」が参加していた民間初の月面ロボット探査レースで、主催の米Xプライズ財団は23日、今年3月末までの期限内に月に到達できるチームはないと結論付けたと発表した。賞金3000万ドルは誰の手に渡ることもなく、勝者不在でレースは終了する見込みとなった。

 月面探査レース「Google Lunar X PRIZE」はIT大手のグーグルが出資し、日本からは宇宙ベンチャーのispace(東京都港区)などが中心となったチーム「HAKUTO」がエントリーしていた。他にはアメリカ、イスラエル、インド、国際チームが参加。計5チームで、月面着陸後に探査車を500メートル以上走行させて、撮影した動画や画像を最も早く地球に送るというミッションを競う計画だった。

 今回の発表に先立って、「HAKUTO」は11日、3月末までに月面に到達できない見通しとなったことを発表していた。インドチームと共同で探査車を月面へ送る計画だったが、ロケットを打ち上げるインド宇宙研究機関とインドチームの間で調整がつかなかったため、期限内での達成が困難になったとみられる。

 米財団は発表で、月面への着陸は非常に困難だとし、今後も参加チームが月面を目指すならサポートしたいと表明している。(SankeiBiz 久住梨子)