月探査コンテスト終了へ 日本チーム代表「非常に残念」、今後も実現目指す

日本チーム「ハクト」(左側)と、Xプライズ財団の関係者。手前は探査車の模型=平成29年11月、東京都内
日本チーム「ハクト」(左側)と、Xプライズ財団の関係者。手前は探査車の模型=平成29年11月、東京都内【拡大】

  • 日本の「ハクト」チームが月面到達レースで使用する探査車「ソラト」の模型
  • 日本チーム「ハクト」(左側)と、Xプライズ財団の関係者。手前は探査車の模型=2017年11月、東京都内

 民間初の月面探査を競う国際コンテストについて、主催する米Xプライズ財団が事実上の終了を宣言したことを受け、国内唯一の参加チームである「HAKUTO(ハクト)」の袴田武史代表は24日に会見し「非常に残念だ。多くの支援してくれた人に対し、非常に申し訳なく思っている」と落胆した表情を見せた。

 その上で袴田代表は、今後も民間による月探査の実現を目指すと表明。「一番確実性の高い選択肢を選ぶ。技術的には9割以上達成できている。月面までたどり着ければ(探査車は)確実に走行できる」と強調した。

 コンテストには日米やインドなどの計5チームが参加。月面着陸後に探査車で500メートル以上移動するといった課題の早さを競い、優勝チームには賞金2千万ドル(約22億円)が贈られることになっていた。

 Xプライズ財団は23日付で「3月末の期限までに達成できるチームはないと結論づけた」と発表した。米メディアによると、賞金を出資するIT大手グーグルが期限を延長しない意向を表明。財団は今後、賞金の新たな出資者を探すか、賞金が出ない競争として継続するかを検討する。

 ハクトの探査車は、インドチームが契約したロケットに相乗りを計画していたが、インド側の調整が難航して期限内に打ち上げるめどが立たなくなっていた。