【はれのひ社長会見】「補償どうなる」と被害者 広がる怒りと失望

会見に先立ち挨拶し、頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日午後、横浜市中区(川口良介撮影)
会見に先立ち挨拶し、頭を下げる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日午後、横浜市中区(川口良介撮影)【拡大】

  • 記者会見で、言葉を詰まらせる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日夜、横浜市中区
  • 記者会見で、厳しい表情を見せる「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日夜、横浜市中区
  • 記者会見する「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日夜、横浜市中区

 「補償はどうなる」「元には戻らない」。成人式を前に突然営業を取りやめた振り袖販売・レンタル業「はれのひ」(横浜市)。26日、多額の負債を抱え、破産手続きが開始されたことが明らかになった。晴れ着を着られず、人生の門出を傷つけられた被害者らに怒りと失望が広がった。

 「補償は一体どうなるのか」と不安を口にしたのは、同社の篠崎洋一郎社長の記者会見前に取材に応じた横浜市の女子大学生(19)。頼んでいた晴れ着は着ることができず、成人式では知人の祖母から借りたという。

 篠崎社長は問題発覚後も「雲隠れ」を続け、これまで謝罪や経緯説明などは一切なかった。「会見で何を話すのか、自分の耳できちんと聞きたい」と話した。

 「もっと早く出てこられなかったのか」。娘が再来年の振り袖を購入していた横浜市瀬谷区の男性(44)は憤る。「破産すれば詐欺をやった者勝ち、やられた者負けというようで疑問を感じる」。男性は語気を強めてこう突き放した。「謝れば済まされるということでいいのか」