J1観戦者、初の若返り 昨年調査で平均40.1歳 SNS戦略効果 新規獲得に光

2017年観戦者の平均年齢が低いクラブ
2017年観戦者の平均年齢が低いクラブ【拡大】

 Jリーグが1月29日に発表した2017年の観戦者調査で、J1の平均年齢が前年から0・7歳下がって40・1歳となり04年の調査開始以降、初めて若返った。J2を含めると前年比で0・1歳上昇の41・7歳。近年は客層の固定化を示すように1歳前後の上昇が続いており、リーグは長年の課題だった若年層の新規ファン獲得に光明が見えるデータと捉えている。

 「今まで会場にいた方に加え、若い人も増えてきた」と手応えを明かすのは、映像制作やマーケティングを担うJリーグデジタルの出井宏明専務執行役員だ。要因にSNS戦略の効果を挙げ「若年層と親和性が高かった」と分析する。

 リーグは昨季を「インターネット政策元年」と位置付けていた。DAZN(ダ・ゾーン)での中継、配信開始に伴って映像制作や著作権を一括管理。映像利用で自由度が上がり、フェイスブックやツイッターでの告知に動画を積極的に使用できるようになった。

 SNS戦略はクラブ独自の取り組みとの相乗効果もあり、異業種との交流は活路となりそう。J1で観客平均年齢が最も若い横浜M(36・6歳)は人気ミュージカル「レ・ミゼラブル」、2番目の川崎(36・9歳)も少女漫画誌「なかよし」などと連携。サッカーに興味がなかった層を取り込む仕掛けは、SNSを通じて今後も効力を発揮しそうだ。