東京都心で積雪 前回立ち往生の山手トンネルは通行止めに

降り始めた雪の中、帰宅を急ぐ人たち=1日午後11時19分、東京・練馬区(酒巻俊介撮影)
降り始めた雪の中、帰宅を急ぐ人たち=1日午後11時19分、東京・練馬区(酒巻俊介撮影)【拡大】

  • 小雪が舞う中、交差点を渡る人たち=2日午前7時1分、東京都練馬区
  • 雪がちらつく皇居前=2日午前、東京都千代田区(松本健吾撮影)

 本州南の海上にある低気圧の影響で2日朝は各地で雪が降り、東京都心などでも積雪があった。東京・多摩地方には全域で大雪警報が出ている。気象庁は、交通機関への影響に十分注意して余裕を持って行動するよう呼びかけている。

 気象庁によると、低気圧が発達しながら本州南の海上から東へ進んでいる影響で、関東甲信各地で雪が積もった。東京都心の積雪は1センチ。関東甲信ではこれから昼前にかけて各地でさらに雪が降る見込みで、東京23区の積雪は3センチと予想されている。

 日本道路交通情報センターによると、首都高速道路は、先月の大雪で長時間立ち往生した中央環状線の山手トンネルと埼玉新都心線は全線で、埼玉大宮線は上りの全線、下りは浦和南と新都心西の間で通行止めになっている。

 首都圏のJR・私鉄などは始発からおおむね平常通りだが、「ゆりかもめ」は始発から本数を減らして運転。小田急電鉄の特急ロマンスカーは始発からしばらくの間、運転を見合わせることにしている。

 雪の影響で、都内で入試を行っている私立中学の一部で開始時間を繰り下げている。