シラスウナギ輸入も激減 前期の8%、記録的高値に「今夏は品薄」業界予想

ウナギの稚魚シラスウナギ(第11管区海上保安本部提供)
ウナギの稚魚シラスウナギ(第11管区海上保安本部提供)【拡大】

 国内の養殖池で育てるために主要取引先の香港から輸入されたニホンウナギの稚魚「シラスウナギ」の量が平成29年11、12月は前年同時期の8%弱にとどまり、単価が1キロ当たり300万円超に高騰していることが財務省の貿易統計から2日、明らかになった。

 アジア全域で極度の不漁に陥っていることが背景とみられる。国内の漁獲量も低迷しており、業界関係者は「ウナギの消費がピークを迎える今夏は、品薄と高騰が避けられそうにない」と話している。

 日本は毎年シラスウナギを輸入しており、香港が大半を占める。貿易統計によると、今期の漁が始まった昨年11月と12月に香港から輸入されたシラスウナギは257キロで、28年の同期間の3398キロと比べ7・6%にとどまった。

 1キロ当たりの価格は約315万円と、28年の約133万円から大幅に上昇した。1キロ5千匹とされており、1匹では600円超という「ほとんど例のない高価格」(輸入業界関係者)だ。