ジョブズも慕った「ロケット・ササキ」 電卓生みの親、シャープ元副社長の佐々木正氏が死去

インタビューに答える佐々木正・元シャープ副社長=2007年12月7日
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 小型電卓の開発で知られる元シャープ副社長の佐々木正(ささき・ただし)氏が1月31日、肺炎のため死去した。102歳。葬儀・告別式は親族で行うとしている。

 昭和13年、川西機械製作所(現デンソーテン)に入社。39年に早川電機工業(現シャープ)へ移り、専務などを経て58年に副社長に就任した。

 小型電子計算機の開発を指揮し、半導体や液晶の技術発展へ世界的に貢献。2003年には米国の電気電子技術者協会(IEEE)から、日本人5人目となる名誉会員資格を授与された。発想の速さから、半導体開発でシャープが技術提携していた米ロックウェル社の技術者からは「ロケット・ササキ」と呼ばれた。アップル創業者の一人、故スティーブ・ジョブズ氏やソフトバンクグループの孫正義社長にも影響を与えた技術者として知られる。