リニア入札談合 特捜部、大成社員寮から資料押収

リニア実験線で公開されたリニア車両=2014年9月、山梨県都留市
リニア実験線で公開されたリニア車両=2014年9月、山梨県都留市【拡大】

 リニア中央新幹線の工事をめぐる談合事件で、東京地検特捜部が大成建設の東京都内の社員寮から工事関連資料を押収したことが6日、関係者への取材で分かった。大成関係者は「日常業務で必要だったため、本社から移して保管しただけ」と説明。特捜部は意図的に隠した可能性があるとみて調べている。

 特捜部は昨年12月、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで大手ゼネコン4社を家宅捜索した。今月1日には鹿島と大成建設の本社を再捜索。同2日には大成に3度目の捜索に入った。

 関係者によると、押収されたのは技術関連の資料で、発注元のJR東海から廃棄を求められていたものも含まれているという。

 大成建設は、1日の捜索で社員のヒアリング記録や社内弁護士らのパソコンが押収されたことに対し、弁護活動が妨害されたとする抗議書を特捜部に提出している。