ネット依存者の2割「知らない人と会った」 児童、生徒対象に兵庫県が調査 

 インターネットの使用実態を調べるため、兵庫県内の小中学生と高校生を対象に同県が実施した平成29年度の調査で、児童・生徒の8.0%がスマートフォンの長時間利用などネット依存の傾向にあることが分かった。前年度より0.3ポイントの増加で、依存傾向にある児童・生徒は日常生活で「イライラする」、「勉強に自信がない」と回答する割合が高かった。

 調査は27年度から行っており今回で3回目。県内の小中高生計約5500人を対象に昨年7月に実施した。ネットの使用実態の調査に加え、「ネットの使用時間を短くしたり、やめようとしたりするとイライラを感じる」「ネットへの熱中のしすぎを隠すため家族に嘘をついたことがある」など8項目の夢中度調査も行った。

 スマホを含めた携帯電話の所有率は小学生が57.4%、中学生が72.5%、高校生が98.2%。夢中度調査で8項目のうち5項目以上に該当した「依存傾向者」は、小学生が3.3%で前年度に比べ0.2ポイント減少した一方、中学生は7.9%(前年度比0.4ポイント増)、高校生は10.6%(同1.5ポイント増)とそれぞれ増えた。

 ネット利用が1日4時間以上だった割合は、小学生8.3%▽中学生13.2%▽高校生15.4%-と年齢が上がるごとに上昇。特に依存傾向者は33.9%と高く、「イライラする」「勉強に自信がない」と答えた人が8割以上だった。

 また、依存傾向者の73.8%が会ったことがない人とネットでやり取りし、19.0%は「実際に会った」と回答。36.1%はネット上でトラブルになった経験があった。一方、ネット利用について「保護者とルールを決めている」と回答した児童・生徒は約4割で、依存傾向者でも同様の割合だった。

 県青少年課の担当者は「会ったことがない人とやり取りしたり、安易に会ったりするなど、危険な行為が多いことを保護者に知ってもらいたい」と話している。