人身取引、昨年の被害者は42人 女子高校生15人含む、AV出演強要も

 金銭の搾取を目的に女性らに売春や労働を強要する人身取引で、全国の警察が昨年1年間に摘発したのは46件(前年比2件増)、30人(16人減)だったことが8日、警察庁のまとめで分かった。被害者は42人(4人減)。うち日本人は最多を更新する28人で、この中にはアダルトビデオ(AV)出演強要の被害に遭った18歳の女子高生15人も含まれている。

 摘発したのは警視庁など10都府県警。保護した被害者は日本人のほか、タイ人7人、フィリピン人5人など。20歳未満が59.5%となる25人で、20代の11人と合わせ全体の80%以上を占めた。最年少は川崎市のマッサージ店で働かされた12歳の小6女児だった。全体の被害者の中には、男性も1人いた。

 AV出演強要では、大阪府警が昨年6月、強要などの疑いでDVD販売サイト運営者を再逮捕。インターネットでモデルを募集し、少女らにAVに出演するとの契約を強制していたという。