平成29年の特殊詐欺、1万8千件超に 7年連続増、被害390億円

 昨年1年間の「おれおれ詐欺」などの特殊詐欺の認知件数は、前年比4047件(28.6%)増の1万8201件で、7年連続の増加となったことが8日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。被害額は約17億4千万円(4.3%)減ったが、依然として高水準の390億3千万円だった。

 65歳以上の高齢者の被害が、全体のうち72.3%を占めた。警察庁の担当者は「高齢者の被害をいかに減らすかが重要。対策が浸透しているかどうか見直したい」としており、近く被害者からの大規模な聞き取り調査を実施する方針。

 認知件数が最多だったのは、統計を開始した平成16年の2万5667件。以降は減少傾向だったが、22年を境に増加傾向へ転じた。

 警察庁によると、昨年は青森や宮崎など5県で被害額が50%以上減ったが、東京や神奈川など大都市圏を中心に16都道府県では、認知件数、被害額とも増加した。