三菱マテ、新たにグループ3社で不正発覚 製品データ書き換え

三菱マテリアル本社の入る経団連会館=東京都千代田区(桐原正道撮影)
三菱マテリアル本社の入る経団連会館=東京都千代田区(桐原正道撮影)【拡大】

 三菱マテリアルは8日午前、新たにグループ会社3社で、品質データ改竄(かいざん)などの不正行為があったと発表した。同日午後3時半から東京都内で竹内章社長らが緊急会見を開く。

 三菱マテは昨年11月に子会社の三菱電線工業と三菱伸銅でのデータ改竄を公表し、その後、グループ内で同様の問題がないかの調査を行っていた。この中で、三菱アルミニウム、立花金属工業、ダイヤメットの3社で不正があったことが今回発覚した。

 3社はいずれも、検査でデータが顧客と契約した規格値内に収まっていない場合、規格値内になるようにデータを書き換え、不適合製品を出荷していた。ただ現時点では、顧客から安全面で問題があるとの指摘はないという。

 三菱電線と三菱伸銅の不正では、データ改竄の指南書ともいえる“裏マニュアル”が作成され、日常的、組織ぐるみで改竄していたことが判明している。

 グループ3社でも不正が発覚したことで、三菱マテグループ全体の品質管理が問題視されるほか、組織的な不正を長期にわたって許してきた企業統治のあり方には厳しい批判もあり、会見では現経営陣の責任の所在についても問われるとみられる。