はれのひ問題から1カ月、大学卒業式用も被害多数か 社長は自己破産準備も個人弁済見込めず (1/3ページ)

記者会見する「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日夜、横浜市中区
記者会見する「はれのひ」の篠崎洋一郎社長=26日夜、横浜市中区【拡大】

  • 笑顔で写真に納まる西野亮廣さんと新成人ら=4日、横浜市(内藤怜央撮影)

 破産手続き開始決定を受けた「はれのひ」の問題で、成人式以外にも、大学の卒業式などのために学生らが同社から購入したはかまなどについて被害の相談が相次いでいることが8日、分かった。問題発覚から同日で1カ月が経過したが、篠崎洋一郎社長(55)自身も自己破産の準備を進めているとみられており、個人への弁済はほとんどできない見込みで、前代未聞の被害がさらに拡大するのは必至だ。(河野光汰、内藤怜央)

 「困っている人を助けてあげられる大人になりたい」。4日に横浜港で行われた“1カ月遅れの成人式”で、横浜市保土ケ谷区の大学2年の女子学生(20)はそう話した。

 「祝福うれしい」

  漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さん(37)らがはれのひの被害者ら向けに企画して、新成人ら約100人が参加。振り袖は運営者側が用意するなどした。大学2年の駒田光紗季さん(20)=同市神奈川区=は「たくさんの人に祝福してもらえてうれしい」と声をはずませた。

 一方、今後予定されている大学や専門学校の卒業式用に、多数の学生らがはれのひからはかまなどを購入・レンタルしていることが分かった。成人式のために同社に保管されていた約1200着の振り袖は、1月29日から一部が返却され始めたが、はれのひの破産管財人らによると、「こっち(はかまなど)は返却されるのか」といった問い合わせが相次いでいるという。

「はかまの大半、卸業者に発注すらされていない」