砂漠の天文台アンテナに日本人の功績たたえるアンテナ名

(国立天文台提供)
(国立天文台提供)【拡大】

 アルマ望遠鏡には66基のアンテナがあり、このうち日本が製造した16基は「モリタアレイ」と呼ばれるシステムを構成して、残りの50基と役割を分担している。

 名前は開発に尽力した元国立天文台教授の森田耕一郎氏に由来する。2012年にチリの自宅前で強盗に襲われて亡くなった森田氏をたたえ、アルマ関係者の国際会合で全会一致で命名された。

 アルマ望遠鏡は狭い範囲に置いたモリタアレイが広い視野を、広範囲に分散した他のアンテナが高い解像度を実現し、世界最高の性能を発揮している。数々の観測成果の背景には、建設に人生をささげた日本人の存在があった。(晋)