韓国通信社がAIで「世界一速い」速報 羽生結弦選手「金」も即記事化

金メダルを手に笑顔の羽生結弦選手=18日、韓国・平昌(共同)
金メダルを手に笑顔の羽生結弦選手=18日、韓国・平昌(共同)【拡大】

  • 男子フリーで演技する羽生結弦=江陵(共同)
  • 男子フリー演技する羽生結弦=17日、江陵(共同)
  • 男子フリージャンプする羽生結弦=江陵(共同)

 韓国通信社の聯合ニュースが平昌冬季五輪で、人工知能(AI)が作成した韓国語の速報記事を配信している。記者の作業を経ることなく、「世界一速い五輪ニュース」がうたい文句だ。

 「日本の羽生結弦が17日、江陵アイスアリーナで行われたフィギュアスケート男子で317.85点を記録して金メダルを獲得した。フリーは技術点109.55点、芸術点(演技点)96.62点で合計206.17点だった。宇野昌磨が306.90点で銀メダル、スペインのハビエル・フェルナンデスが305.24点で銅メダルだった」

 聯合ニュースの平昌五輪特設ホームページの「ロボットニュース」のサイトには、競技終了とほぼ同時の17日午後2時8分に速報記事が掲載された。国際オリンピック委員会(IOC)から競技結果のデータを受け、過去に記者が書いた記事のパターンを分析、参考にして文体や表現を決めている。同社は3月のパラリンピックでも続ける。(共同)