1型糖尿病患者、障害年金支給求め提訴 「病状改善ないのに年金打ち切りは不当」 国は争う方針 大阪地裁

 血糖値を下げるインスリンが体内で分泌されなくなる1型糖尿病の患者9人が、病状が改善していないのに障害年金の支給を打ち切られたのは不当として国に支給再開を求めた訴訟の第1回口頭弁論が23日、大阪地裁(三輪方大=まさひろ=裁判長)であり、国は請求棄却を求めて争う方針を示した。

 1型糖尿病は、生活習慣病が主な原因の「2型」と異なり、幼少期に発症することが多く、根本的な治療法はない。

 訴状によると、原告は大阪、奈良、福島の3府県に住む26~49歳の男女9人で、いずれも未成年で発症し、成人後に障害年金の支給を申請。当初は「日常生活に著しい制限を受けている状態」として障害等級の2級に認定されたが、それぞれ平成21~28年に2級に該当しないとして支給が打ち切られた。

 患者側は「症状の改善がないのに判断理由も示されずに違法に支給が停止された」と訴えている。