【情報収集衛星】「より高性能の衛星を」「新しい時代に突入」 打ち上げ成功で関係者が会見 (1/2ページ)

情報収集衛星光学6号機を搭載したH2Aロケット38号機の打ち上げ成功を受け、会見した関係者=27日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(草下健夫撮影)
情報収集衛星光学6号機を搭載したH2Aロケット38号機の打ち上げ成功を受け、会見した関係者=27日、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センター(草下健夫撮影)【拡大】

  • 政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せ、打ち上げられるH2Aロケット38号機=27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センター
  • 政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せ、上昇するH2Aロケット38号機=27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センター
  • 政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せたH2Aロケット38号機の打ち上げが成功し、記者会見する関係者=27日午後、鹿児島県の種子島宇宙センター
  • 政府の情報収集衛星「光学6号機」を載せたH2Aロケット38号機の打ち上げ成功を喜ぶ関係者=27日午後1時54分、鹿児島県の種子島宇宙センター
  • 鳥が舞う空に白煙を残し、上昇するH2Aロケット38号機=27日午後1時35分、鹿児島県の種子島宇宙センター

 「運用の確実性が上がる」「打ち上げは新しい時代に入った」-。政府の情報収集衛星光学6号機を載せたH2Aロケット38号機の打ち上げが成功した27日、鹿児島県の種子島宇宙センターで政府関係者らが会見し、成功の意義や今後の展望を語った。

 情報収集衛星を運用する内閣衛星情報センターの金子忠利調査官は「衛星の機能や性能は不断に向上させていく。その中で1基が加わり、撮影機会が増え(運用の)確実性が上がることに大きな意義がある」と述べた。

 北朝鮮が核・ミサイル開発を行うなど、日本周辺の情勢は緊迫化している。同センターの木野村謙一所長は「残念ながら安全保障をめぐる環境は厳しい。光学6号機を打ち上げても、まだまだ情報収集の手段として満足できるものとは考えていない。より性能の良い衛星を一つでも二つでも増やし、効率的、効果的に運用して国民の負託に応えたい」と話した。

 情報収集衛星にはこれまで約1兆3千億円の国費が投じられてきた。だが、撮影画像は安全保障上の理由で原則として非公開で、国民に成果が見えにくいとの指摘が根強い。木野村氏は「官邸や省庁に画像を提供することで、間接的ながら国民の安心、安全を確保している」と理解を求めた。