牛乳嫌いでも飲める「やさしい牛乳」など、「プレミア和歌山」に新たに67品目認定

審査委員特別賞に輝いた「やさしい牛乳」=和歌山市
審査委員特別賞に輝いた「やさしい牛乳」=和歌山市【拡大】

 県内の優れた産品を和歌山県が認定する「プレミア和歌山」の第10回推奨品として新たに67品目が決まり、27日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で発表された。審査委員特別賞には、黒沢牧場(和歌山県海南市)の「やさしい牛乳」が選ばれた。

 プレミア和歌山は、和歌山ならではの県産品を県のブランドとして認定・推奨し、県外や海外への積極的な販売促進を図る制度。平成20年度に始まり、今回の認定で、計305事業者の535品目が推奨品として認定された。

 審査委員特別賞に選ばれた「やさしい牛乳」は、低温殺菌で仕上げた牛乳で、臭みが少なく、さらりとした味わいが特徴。黒沢牧場は、年間を通して放牧しており、ストレスのない環境の中で飼育していることなども評価された。

 審査委員会の残間里江子委員長は「事業者のアピールからも商品への熱が伝わり、審査のやりがいがあった」と講評。黒沢牧場の上芝卓司代表理事(42)は「やさしい牛乳は飲みやすいので、牛乳嫌いの人にもおすすめ。海南を代表する製品として、全国に届けていきたい」と話した。

 また、審査委員奨励賞に「一心農園」(九度山町)の「一心農園オリジナル プレミアム柿アイス」▽「紀北川上農業協同組合」(橋本市)の「紀の川柿」▽「安愚楽」(和歌山市)の「鯛めし」▽「赤玉」(有田川町)の「わさび寿司」-の4商品が選ばれた。