英会話教材「7+English」が違法価格表示 再発防止求め措置命令

不当と認定されたSPRINGのサイトの二重価格表示
不当と認定されたSPRINGのサイトの二重価格表示【拡大】

 消費者庁は2日、英会話教材「7+English」を販売するSPRING(東京)が、自社サイトで不当な二重価格を表示し割安に見せかけたのは景品表示法違反(有利誤認)として、再発防止を求める措置命令を出した。

 同庁によると、平成28年4月~昨年9月、7+Englishの発売開始キャンペーンとして「3日以内に申し込むと、通常価格29800円が19800円」と表示した。しかし、通常価格の販売実績はほとんどなく、4日目以降も1万9800円で購入できる状態だった。

 発売は25年3月で、違反認定された時期以前から同様のキャンペーンをしていたとみられる。SPRINGの担当者は取材に「真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める。価格表示も改めたい」と話した。