リニア入札談合 都発注工事入札やり直しへ 2件計380億円

 リニア中央新幹線建設工事をめぐるゼネコン大手4社による談合事件の影響で、鹿島建設が参加する共同企業体(JV)が落札し仮契約した2件の工事を発注した東京都は2日、仮契約を解除し入札をやり直す方向で調整に入った。

 入札をやり直すのは、城北中央公園と境川金森の各調節池工事。昨年12月に鹿島が参加するJVがそれぞれ約219億円と約162億円で落札、仮契約した。

 都は落札額9億円以上の大型工事の仮契約の際、本契約までの間に指名停止となる事情が生じた場合は仮契約を解除するとしている。都によると、鹿島幹部が逮捕されたため2件は解除の対象になるという。すでに本契約に至っている工事についてはこのルールは適用されない。

 現在開会中の都議会定例会に上程されているため、都は週明けにも議会に説明し、議案を撤回する。