「移住したい」山梨は2位 1位は長野 福島県が8位に躍進


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 認定NPO法人「ふるさと回帰支援センター」(東京)が発表した昨年の「移住希望地域ランキング」によると、1位は長野県で前年の2位から返り咲いた。前年トップだった本県は、2位となった。3位は静岡県。前年19位の福島県が8位、前年15位の富山県が10位に上昇した。

 この5年のトップは山梨、長野両県が毎年入れ替わっており、静岡県は前年に続き3位。いずれも首都圏から近く、高い人気を保っている。

 福島県は、Uターン希望者や30代の相談が増えたといい、センターの担当者は「東日本大震災の復興が進まない中、移住して力になりたいと思う人も多いのではないか」とみている。

 富山県は県内全市町村が参加した大規模な相談会でIターン希望者を獲得、就職相談などの体制強化も奏功したようだ。

 昨年に同法人が運営する情報センターを利用した人や、セミナー参加者に移住したい都道府県を複数回答可で質問。8498件を集計した。情報センターへの相談は増加が続いており、昨年は3万3165件だった。