富士山を背景にレンタル着物を…外国人観光客に好評 富士河口湖 (1/2ページ)

河口湖畔で富士山を背景に記念撮影する、着物姿のインドネシア人女性客ら=2月7日、山梨県富士河口湖町
河口湖畔で富士山を背景に記念撮影する、着物姿のインドネシア人女性客ら=2月7日、山梨県富士河口湖町【拡大】

 富士山の望む富士五湖周辺で、観光客向けに着物を貸し出すビジネスが外国人に好評だ。富士山を背景にした日本らしい写真を撮れるのが売りで、展開する事業者は「着物を借りて観光を楽しめるエリアだと定着させたい」と意気込む。

 「スカーフに合う着物の色に変えて」「より薄手の羽織物がほしい」。2月上旬、山梨県富士河口湖町大石の「大石紬伝統工芸館」。特産の絹を使った小物を販売する館内の奥で、従業員らがインドネシア人の女性客の着付け作業に追われていた。着終えた女性らは鏡を見て「きれい!」と口々に歓声を上げた。

 呉服店「紺米」(甲府市幸町)が工芸館でレンタルを始めたのは、昨年1月。それまで工芸館に土産用の着物や甚平を卸し、外国人客を中心に月約300着売れていた。

 「せっかく目の前に富士山と河口湖があるから、実際に着てもらえばより良い思い出になる」と店主の嶋田稔さん(61)。レンタルが盛んな京都や浅草を年10回以上訪れてノウハウを学び、約3年かけて開業にこぎ着けた。