神鋼・川崎社長が引責辞任 「コンプライアンス意識の低さ後悔」

記者会見に臨む、神戸製鋼の川崎博也社長=6日午後、東京都中央区(松本健吾撮影)
記者会見に臨む、神戸製鋼の川崎博也社長=6日午後、東京都中央区(松本健吾撮影)【拡大】

 神戸製鋼所の川崎博也会長兼社長が6日行った記者会見での主なやり取りは次の通り。

 --退任理由を詳しく説明してほしい

 「対策を確実かつスピーディーに進めるには新たな経営体制の下で取り組むことが必要と考えた」

 --2年前の鉄鋼部門の不正発覚後、なぜ全部門に調査を広げなかったのか

 「経営陣、私自身のコンプライアンス意識が低かったと後悔している」

 --不正はいつ頃、始まったのか

 「一番古いのは1970年代。証拠は残っていないが、複数のOBが確度の高い証言をした」

 --自然発生だったのか、誰かが指示したのか

 「製造所により始まった時期が異なり、指示があったとは考えていない。収益寄与のプレッシャーや、他部門との交流に乏しい閉鎖性が要因となった」

 --後継社長の条件は

 「社外取締役の意見も聞いて、再発防止を率先し、また成長戦略を描ける能力や素養で決めたい」

 --新体制でも社外取締役は同じ5人だが

 「取締役の定員を18から15に減らすので、社外取締役の比率は3分の1超に上がる。また取締役会議長を社外取締役に務めてもらい、会長職は廃止する」