西郷、岩倉家に伝わるエピソード紹介 子孫が明治維新150年シンポに出席

明治維新から150年を記念したシンポジウムに出席した岩倉具房さん(左)と西郷隆文さん=8日午後、京都市
明治維新から150年を記念したシンポジウムに出席した岩倉具房さん(左)と西郷隆文さん=8日午後、京都市【拡大】

  • パネルディスカッションに参加した(左から)岩倉具視の玄孫・岩倉具房さん、西郷菊次郎の孫・西郷隆文さん、霊山歴史館の木村幸比古副館長=京都市上京区

 京都市は8日、明治維新から150年を記念するシンポジウムを市内のホテルで開いた。幕末から明治初期にかけて活躍した岩倉具視や西郷隆盛の子孫がパネルディスカッションに登場し、それぞれの家に伝わるエピソードなどを話した。

 シンポでは、幕末の戦乱や遷都により疲弊した京都の再生の歴史を振り返った。遣外使節団の特命全権大使を務め、晩年に京都観光を提唱した岩倉具視の玄孫の岩倉具房さん(74)は「具視は欧米でオペラを見て、古典芸能を絶対に生かさなければいけないと考えた」と、伝統文化の保存の大切さを紹介した。

 一方、西郷隆盛のひ孫で、第2代京都市長を務めた西郷菊次郎の孫に当たる西郷隆文さん(70)は、京都の都市基盤を整備した菊次郎の業績に触れつつ「京都では相手のために何かやろうという精神があり、それが現在の繁栄につながっているのではないか」と話した。