国税庁長官辞任 「誰の責任か分からない」全国の納税者ら怒り

 森友学園を巡る国会答弁で批判されていた佐川宣寿国税庁長官が9日、辞任した。各地の納税者からは「誰の責任か分からない」「全てを明らかにして」と怒りの声が上がった。

 東京都の税務署に書類を取りに来た会社顧問の男性(63)は「役所の人間は、組織が守ってくれると思って責任を取らない。長官が辞めても、一連の問題が誰の責任なのか分からない」と批判した。

 確定申告で名古屋市の税務署を訪れた男性会社役員(53)は「真実が知りたい。必ず自らの口で説明してほしい」と注文。北海道函館市の税務署に来た市内の女性会社員(61)は「逃げるのではなく、全てを明らかにしてから辞めるべきだ」と憤った。

 大阪市中央区の確定申告会場では、同市の無職女性(70)が「次から次に不都合なものが報道され、説明できずに追い込まれた印象がある。実際に何があったのかを国民に示してほしい」と後手に回った対応を非難した。