おしゃれな「フィラメントLED」高まるビジネス機運 一般LEDとの違いは? (1/2ページ)

 ニューヨークやロンドンにあるレトロなバーやおしゃれなレストラン、上品な家庭で急速に必需品となりつつあるアンティーク調の照明器具が、地球を救い、消費者の購買意欲をかき立てるのに一役買っている。

 効率の悪い白熱灯のように見えるその古風な電球は、昔の白熱電球のフィラメント(電球内部で熱電子を放出する細い線)をLED発光部分で再現した「フィラメントLED」だ。初期のLED電球が成し得なかった、温かい自然光への憧れを満足させることに成功した。

 一般のLED電球は、年に何度も切れる白熱電球よりはるかに効率が良いため、10~15年に1度しか取り換える必要はない。ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス(BNEF)のアナリスト、トム・ローランズ・リース氏は「LEDの問題は、非常に長持ちするため市場が収益を上げる機会がないことだ」と指摘する。

 だが、フィラメントLEDのようにLED電球においてもはやり廃りが起きるようになれば、人々は10年に1度よりも多く電球を交換するかもしれない。照明業界にとっては、電球への支出を促す方法になる。

 フィラメントLEDは日本のウシオライティングが2008年に初めて販売した。即座にヒット商品とはならなかったが、デザインが向上して価格が下がり、大手も生産を開始したことから、ここ2年は売り上げが伸びている。

 米国にフィラメントLEDを紹介したAXPテクノロジーの最高経営責任者(CEO)、ジャスティン・ワン氏は「LEDは当初、未知のもののように見えた。だが、フィラメントLEDはなじみのある白熱電球のように見える」と話す。

現在は出荷が急速に伸びており…