ドローン使ったAED搬送 全国初の大規模実証実験 静岡県 (1/2ページ)

ドローンで運ばれたという想定で行われたAEDの模擬訓練=13日、袋井市
ドローンで運ばれたという想定で行われたAEDの模擬訓練=13日、袋井市【拡大】

  • 実証実験のためエコパスタジアム上空付近を飛行する小型ドローン=13日、袋井市

 小型無人機(ドローン)を使って自動体外式除細動器(AED)を速やかに届けるための実証実験が13日、静岡県袋井市のエコパスタジアムで行われた。県とともに実験を実施した日本AED財団によると、AEDによる処置は心停止から5分以内に行うことが重要。大規模公共施設を使った大がかりな実証実験は今回が全国初といい、同財団では実験結果を心停止患者の救命率向上につなげていきたいとしている。

 AEDは突然、心停止した患者に電気ショックを与えて救命する装置。当初は使用が医師のみに限られていたが、平成16年からは一般人にも使用が認められ、特別な知識なしで扱えることからスポーツ施設や公共施設への設置が進んでいる。

 AEDによる救命率は心停止から5分以内に使用した場合は50%だが、1分遅れるごとに10%ずつ低下することが分かっており、5分以内の処置が重要。ただ、28年の消防庁のまとめによると、人前で突然患者が心停止した約2万5千件のケースのうち、AEDを使用できたのは4・7%に当たる1204件にすぎなかった。