秋田県が平昌五輪フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手に贈った秋田犬のぬいぐるみが人気を集め在庫が底をついた。思わぬブームに急遽(きゅうきょ)再生産を決め、大型連休ごろの販売再開を目指している。
ぬいぐるみは秋田犬の土産品を開発しようと、秋田空港(秋田市)と大館能代空港(同県北秋田市)のターミナルビル運営会社が共同で5千個を作り、昨年12月に発売。20センチほどの大きさで、両空港の売店とネットショップで平成30年度中に売り切る目標だった。
秋田空港の運営会社によると、秋田犬を欲しがっているザギトワ選手に県がぬいぐるみを贈ったのが話題になった2月末以降、ネット注文が殺到。空港売店には県外からも買いに訪れ今月6日に完売した。1個1480円で、売店の商品としては比較的高額。担当者は「こんなに早く売り切れるとは、予想以上の反響でびっくりした」と喜んだ。