100均ショップの「白髪染め」に有害物質 京都の化粧品メーカー自主回収

サンパルコが自主回収する「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズ。左から「Aブラック」「Bダークブラウン」「Cブラウン」
サンパルコが自主回収する「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズ。左から「Aブラック」「Bダークブラウン」「Cブラウン」【拡大】

 化粧品メーカーのサンパルコ(京都市)は13日、100円ショップ「ダイソー」で販売した白髪染めから、国の基準で配合が認められていない有害物質のホルムアルデヒドが検出されたとして、自主回収すると発表した。平成24年の発売以来約200万個を出荷し、これまでに購入者から健康被害の報告はないという。

 ダイソーを展開する大創産業(広島県東広島市)によると、回収の対象は「エバビレーナ白髪タッチ」シリーズで、「Aブラック」「Bダーク ブラウン」「Cブラウン」の3製品。

 対象製品は台湾で製造され、サンパルコが輸入していた。今年3月に別の化粧品でリコールを行った際に点検し、発覚した。

 また、サンパルコはダイソー向けのファンデーションなど75品目の化粧品でも、表示の必要な成分を記載していなかったなどとして自主回収を発表した。健康に影響が出る恐れはないという。

 いずれもサンパルコに購入商品を郵送すると、代金相当の郵便小為替を送付する。問い合わせは通話無料のお客様相談室(電話0120・434332)。