議員発言での名誉毀損を認めず、高須クリニック側が敗訴 「直接評価を加えたものではない」

名誉毀損訴訟の判決後、報道陣の取材に応じた高須クリニック院長の高須克弥氏(左)と「まけ」と書いたイラストを掲げるパートナーで漫画家の西原理恵子氏=23日、東京地裁(加藤園子撮影)
名誉毀損訴訟の判決後、報道陣の取材に応じた高須クリニック院長の高須克弥氏(左)と「まけ」と書いたイラストを掲げるパートナーで漫画家の西原理恵子氏=23日、東京地裁(加藤園子撮影)【拡大】

  • 希望の党の大西健介氏

 美容外科「高須クリニック」を運営する愛知県西尾市の医療法人が、大西健介衆院議員(希望)の発言が名誉を毀損したとして、大西氏と当時所属していた民進党などに計1千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は23日、請求を棄却した。

 判決によると、大西氏は昨年5月17日の衆院厚生労働委員会で、美容外科の広告規制問題に触れ「『イエスまるまる』と連呼するだけのCMなど非常に陳腐なものが多い」と発言した。

 河合芳光裁判長は、発言は高須クリニックを指していると指摘したが「直接評価を加えたものではなく、社会的評価を低下させるものではない」と判断した。

 判決後、クリニックの院長高須克弥氏は「発言にとても傷つけられた。償ってもらいたい」と話した。