円谷プロ、「ウルトラマン」の海外利用権めぐる米国訴訟で勝訴 海外展開加速へ

ウルトラマン(円谷プロ提供)
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 円谷プロダクションは24日、ウルトラマン関連著作物の日本国外での利用権を巡る米国訴訟で、カリフォルニア州連邦地裁が円谷側の権利を認め、東京都内の企画会社「ユーエム」に賠償金約500万円の支払いを命じる判決を18日(現地時間)に言い渡したと明らかにした。

 円谷プロによると、ユーエムはタイの映画制作会社から譲り受けた「ウルトラQ」から「ウルトラマンタロウ」まで6作品の海外での利用権を認めるとした、1976(昭和51)年3月付の契約書を根拠に権利を主張した。円谷側は同契約書は偽造されたものと反訴していた。

 同地裁はあらゆる資料の提出を求め分析。昨年11月の陪審員による評決でこの契約書が真正なものではないとの判断が出され、今回の判決で、効力はないとの判断を下したという。

 円谷プロは同様の海外利用権問題などで、中国とタイで計3件の訴訟を係争中。今回の米国判決がこれらの訴訟に対し、「大きな影響力を持つ」(代理人弁護士)という。円谷プロはこれまでウルトラマン関連6作品の海外展開を自主的に控えてきた経緯があり、今後はその展開を加速したい意向だ。