「てるみくらぶ」社長ら起訴内容認める 東京地裁で初公判

山田千賀子被告
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 銀行から融資金をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた旅行会社「てるみくらぶ」(東京、破産手続き中)の社長、山田千賀子被告(67)と元経理担当社員、笹井利幸被告(37)の初公判が25日、東京地裁(河本雅也裁判長)で開かれた。両被告は起訴内容を認め、山田被告は「大変申し訳ありませんでした」と謝罪。笹井被告の弁護側は「山田被告の指示だった」と従属的な立場を主張した。

 検察側は冒頭陳述で、航空券を発券するための代理店資格を維持しようと、平成17年ごろから決算書類を改竄していたと指摘。収益が悪化した25年ごろからは、粉飾した決算書類で銀行から融資を得たり赤字の旅行商品を大量に販売したりして「自転車操業となっていた」とした。

 起訴状によると、両被告は28年6~12月、財務状況を良く見せかけた虚偽の決算書を示し、銀行2行から計約5億円をだまし取ったなどとされる。

 てるみくらぶは、ツアー代金を支払ったのに航空券が発券されないなどのトラブルが表面化し、昨年3月、約151億円の負債を抱えて破綻した。