福島第1原発に外国人実習生 建設作業6人、東電「就労ルール逸脱」

 東京電力は1日、福島第1原発で外国人技能実習生6人が建設作業に従事していたことを明らかにした。東電は昨年2月、法務省など関係省庁と協議して、外国人実習生を原発で働かせない方針を公表し、元請け企業に周知していた。東電は「就労の自主的なルールを逸脱した。チェック体制を再検討するとともに、元請け企業に契約内容の確認を徹底させる」としている。

 東電によると、昨年10月~今年4月の間、実習生計6人が、第1原発内でがれきや伐採した木などを焼却する施設建設の基礎工事に従事していた。東電は契約の際、元請けの大手ゼネコン「安藤ハザマ」(東京)に実習生を雇用しないよう指示していたが、下請け企業が雇い入れていた。東電は「個人特定につながる」として、6人の国籍や年齢などは公表しなかった。

 6人の作業場所は放射線管理区域ではないため、放射線防護に関する教育は行われず、線量計を装着する決まりもなかった。

 東電は「実習生を雇用しないよう求めてきたが、管理が不十分で、当社にも責任がある」とし、昨年2月の方針公表以降、他にも実習生が就労したケースがないか、調査を始めた。