レオパレス21の法令違反疑惑が波紋 業績への影響は本当に軽微なのか (1/2ページ)

 アパートのサブリースなどを手掛けるレオパレス21の「界壁」未設置問題が波紋を広げている。レオパレス21は業績への影響を軽微としているが、疑問視する声が出ている。(東京商工リサーチ特別レポート)

 界壁は防火性に関わる建材で、未設置の場合は建築基準法違反になる恐れがある。レオパレス21は、「業績に与える影響は、現時点においては軽微」とリリースしているが、取引先などから疑問視する声が東京商工リサーチ(TSR)に寄せられている。

◆「ゴールドネイル」シリーズなどで不備

 5月29日、レオパレス21は「当社施工物件における界壁工事の不備について」と題したリリースを公表。その中で、1996年~2009年に建てられた「ゴールドレジデンス」など6ブランドのアパートで界壁がなかったり、不十分なケースが見つかったことを明らかにした。

レオパレス21の本社(東京都中野区)

レオパレス21の本社(東京都中野区)

 6ブランドはこれまでに1万3791棟施工され、調査を終えた290棟のうち38棟でなんらかの不備が見つかったという。

 これとは別に、1994年~1995年に「ゴールドネイル」、「ニューゴールドネイル」のブランドで展開していたアパートでも不備が見つかっている。この2ブランドで現存するのは915棟。このうち調査を終えた184棟の約9割にあたる168棟で界壁がなかった。

 5月31日、TSRの取材に応じたレオパレス21の担当者は、「界壁の設置・補修には1枚あたり15万円を見込んでいる。標準的なレイアウトの2階建て10部屋の場合、界壁が4枚必要で、補修に総額60万円かかる。

補修総額はどこまで膨らむ?