ギンガム人気は今夏がピーク (1/2ページ)

 格子柄(チェック)の平織物の一種、ギンガムは近年、流行のスタイルだった。だが、夏のファッションとして定着していたチェック柄は今、色あせつつあるようだ。

 ファッションアナリストの予想によると、ギンガム人気は今がピークで、今後は夏の退屈な定番に成り下がっていく可能性が高い。つまり、今年の夏も格子柄の服を着て歩く人々を数多く目にしそうだが、そうした光景は今年が最後になるかもしれない。

 量販店が死に場所

 2017年はブランド各社がギンガムを主力柄と見なし、ロングドレスやビキニなど、あらゆる商品にこのシンプルな格子模様を取り入れた。英エイソスや米フォーエバー21などのファストファッションブランドもこの流行に乗り、格子柄を広く浸透させた。

 現在、大衆市場ではギンガムチェックが急増している。今年3月に新たに市場に投入された格子柄のアパレル商品は、前年同期比で倍増。米ディスカウントチェーン、ターゲットや百貨店各社は、シャツやブラウスなどの定番商品に格子柄を取り入れている。

 これは、ギンガムにとって必ずしも良いことではない。ファッションは移り変わる。近年、流行は高級ブランドのショーか写真・動画投稿サイト、インスタグラムから生まれる傾向がある。これにザラ(スペイン)やH&M(スウェーデン)などのファストファッションブランドが追随し、中堅市場の専門店が続く。その後、安価な量販店まで浸透すれば、流行は終焉(しゅうえん)を迎える。

 トレンド予測サービス、WGSNのアナリスト、エマ・グリフィン氏は、量販店は「流行の死に場所」だと話す。こうした店舗で売られる衣類は最もありふれた定番品で、これ以上ないほど退屈だ。「ギンガムはピークに達した」と同氏は指摘する。

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