外国客体験記の掲載で魅力を世界へ 大阪観光局が目指す「訪日客の多様化」、その狙い (1/3ページ)

多くの観光客が買い物袋を手にミナミを歩いていた=3日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影)
多くの観光客が買い物袋を手にミナミを歩いていた=3日午後、大阪市中央区(須谷友郁撮影)【拡大】

  • 来阪インバウンドの国・地域別内訳

 訪日外国人客が増え続ける中、大阪観光局は欧米や東南アジアからの旅行者の拡大に取り組んでいる。米国人ライターらによる関西旅行の体験記を英語で発信。東南アジアでは旅行博覧会への出展やソーシャルメディアの活用を積極的に展開している。大阪に来る外国人旅行者は中国、韓国など東アジアからが8割近くを占めており、依存度が高いのが現状。訪日客を多様化することで、外交関係に左右されやすい観光産業のリスクを抑えたい思惑もある。

 昨年大阪を訪れた外国人旅行者は過去最高の1111万4千人。このうち中国からは402万4千人と全体の36.2%、韓国からは241万人と21.6%を占める。台湾、香港をあわせるとこれら東アジアからの旅行者は857万5千人と77.1%に上る。関西国際空港発着の格安航空会社(LCC)の運航便が増えたことで、空からの玄関口になる大阪の観光客は増加傾向にある。

 これに対して、欧米とカナダ、豪州は計90万2千人で8.1%。タイやシンガポールなど東南アジアでも107万人で9.6%にとどまる。

宗教・文化の違いに配慮、食の情報発信も充実