ハトムギの効能検証 小山市、きょうから実証実験 栃木

 栃木県小山市は8日、ハトムギの摂取が免疫機能向上や生活習慣病予防効果にどう影響するかを検証する実証実験を始める。同市産のハトムギを使い、新小山市民病院(同市神鳥谷)、名古屋大発のベンチャー企業、ヘルスケアシステムズ(名古屋市千種区)と共同で実施し、市民120人のハトムギ茶と麦茶を摂取するグループに分け、8週間後の免疫機能の変化などを調べる。

 小山市の大久保寿夫市長は7日の記者会見で「ハトムギの効能が明らかにされたあかつきには、全国に打って出ようと思っている」と述べ、ハトムギの生産拡大やハトムギ料理のレシピ研究、アンテナショップ設立を検討していく方針を示した。同市は「健康長寿はとむぎ100歳を目指すプロジェクト」に取り組み、実証実験を中心に今後、健康料理教室や講演会、シンポジウムなどを開催する予定。

 ヘルスケアシステムズが内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)に開発した検査キットでの研究を進め、その事業の一環として小山市産ハトムギでの健康保持機能に関して調査する。

 120人の実験参加者は60人ずつに分かれ、500ミリリットルのハトムギ茶か麦茶を8週間、毎日飲み続ける。参加者にはどちらか知らされない。同社開発の装置、評価手法により、健康維持機能(ホメオスタシス)の多視点評価システムで、実験開始前後の免疫力機能を検査。免疫に関わる細胞の働きや異物を捕食するマクロファージの機能、悪玉コレステロールの量などを調べ、ハトムギの効能を検証する。