パスポートをかざすだけで入国審査…「顔認証ゲート」公開 11日から成田空港で本格運用

成田空港で11日から運用を開始する「顔認証ゲート」=8日午前、千葉県成田市(大竹直樹撮影)
成田空港で11日から運用を開始する「顔認証ゲート」=8日午前、千葉県成田市(大竹直樹撮影)【拡大】

 法務省は8日、国内で初めて成田空港で11日から運用を開始する顔認証技術を活用した「顔認証ゲート」を公開した。パスポートをかざすだけで入国審査ができるシステムで、事前手続きは不要となる。本格運用によって、出入国手続きの時間の短縮が期待される。利用者の多い中部、関西、福岡空港でも、年内に導入される予定。

 顔認証ゲートでは、ICチップが内蔵されたパスポートを機械にかざしチップの顔写真データと、自動化ゲートのカメラで撮影した顔をコンピューターで照合。同一人物か確認し顔が一致すればゲートが開く。

 対象は身長135センチ以上の利用者。法務省によると、他人を誤って入国させる確率は0・01%以下という。パスポート発給時と顔が大きく変わっていなければ10秒ほどで終了する。マスクや帽子を着用していると注意を促すメッセージが機械に表示される。

 現行の出入国審査では、審査官がパスポート写真と本人を見比べて確認する手続きが一般的だった。

 昨年10月から羽田空港国際線ターミナルで帰国者を対象に3台が先行導入されていたが、本格導入は成田が初めて。今月11日から第2、第3ターミナル、18日から第1ターミナルの上陸審査場で運用を開始する。