認知症の男女6人が店長、「はつらつとした生活送れる」 あす大阪で理解深めるイベント (1/2ページ)

 認知症への理解を深めてもらおうと、認知症の男女がそれぞれの得意技や経験を生かした店を出し、店長として商品販売を行うイベント「おひさまとおまんじゅう横丁」が9日、大阪府泉佐野市市場東のエブノ泉の森ホール「花の歩廊広場」で開かれる。関係者は「認知症になっても、はつらつとした生活を送れることを知ってほしい」と話している。(嶋田知加子)

 出店されるのは、タオルや押し花のしおり、ハンドクリーム、多肉植物などを販売する計6店舗。77歳から92歳まで平均年齢86歳の認知症の男女6人が店長を務め、手作りしたものや選んだ品を販売する。

 主催は、グループホームやデイサービスなど約40の介護事業者で構成する「泉佐野市地域密着型サービス事業者連絡協議会」。平成27年に、市内の社会福祉法人「泉佐野たんぽぽの会」が運営する「やすらぎのさと」が、地域の人々と交流を深めようと開いたイベントがきっかけだった。

 イベントでは、入所者の各部屋を店に見立て、訪れた地域の人に品物を販売。たんぽぽの会の片木谷(かたぎや)真弓理事長は「人と触れ合うことで入所者の表情がやわらぎ、訪れた人も『頑張っている姿を見せてくれてありがとう』と言ってくれた」と振り返る。周辺住民は入所者に気軽に声を掛けてくれるようになり、「地域力を高めることになった」という。過去3回のイベントで、効果を実感したことから、片木谷さんは今回、ほかの事業者にも呼びかけて開催することになった。

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