ブループラネット賞に2氏 旭硝子財団 社会システムの回復力など研究

 旭硝子財団(石村和彦理事長)は13日、地球環境問題の解決に貢献した人や組織に贈る第27回「ブループラネット賞」に、オーストラリア連邦科学産業研究機構のブライアン・ウォーカー名誉フェローと、ストックホルム・レジリエンスセンター(スウェーデン)のマリン・ファルケンマーク上級研究員を選んだと発表した。

 ウォーカー氏は社会・生態システムの回復力を意味するレジリエンスの研究で先駆的役割を果たした。ファルケンマーク氏は水問題を地球規模の課題として提唱。水資源の比較に使うファルケンマーク指標でも知られる。

 表彰式は10月10日に東京都内で開催。受賞者には賞状とトロフィーのほか、副賞として5000万円が贈られる。